「イタリア語文法 これが知りたかった!入門・初級」は、
貴方のイタリア語能力をより向上させる為に制作された
イタリア語文法解説書です
本書は、イタリア語文法の入門・初級レベルを分かりやすく、且つ、詳しく解説しています。
今から初めて学ばれる方にも、あるいは、既にイタリア語を習い始めているものの文法が明確に理解できていない方、検定試験合格を目指している方、お仕事でイタリア語を話す必要のある方など、イタリア語を上達されたい方々にご活用いただけます。
視覚的なサポートを取り入れたことでイタリア語文法に親しみを感じながら楽しく学んでいただけます。従来の文法書と言うと、どうしても固い感じのイメージがあるものですが、レイアウトを考え、イラストでの補足説明を沢山盛り込み、各課で習ったことに関する練習問題を豊富に取り入れたことで、学習者は簡単にスッキリとイタリア語が自然に身に付くのです。そして、市販されているテキストにはない、本書の超目玉として、「日本人が陥りやすい間違え」、「ぜひ覚えてほしい重要なポイント」を取り入れていますので、誰も教えてくれないイタリア語文法を習得することができます。
まず、イタリア語を今から始められる方でも
gelato, espresso, spaghetti, ristorante, focaccia, caffè, macchiato...
などは、何も習っていなくとも、なぜか何となく読めてしまうイタリア語。
特殊なつづりはあるにせよ、ほとんどが母音で終わるのが日本語と同じで、基本的にスペル通り読めば良く、あとはアクセントの位置さえ覚えれば発音できてしまうと言うのは、どう読めばいいのか分らない外国語に比べて、取っつきやすいことこの上ありません。しかし!その反面、文法が英語と比較にならないほど複雑・・・
でも大丈夫!! 複雑でわかりにくいところほど懇切丁寧に解説してありますので繰り返し読んでいただくことで、イタリア語文法の仕組みが徐々にわかってきます。
パッと開いて、黒い文字だけがビッシリ並んでいる文法書を見ると、それだけで「難しそう」「無理かも」と思ってしまうかもしれません。ひと目で学習意欲が折れないよう、本書は大きめの文字と、赤・緑・青の3色を使って、大切な文法事項や区別すべきポイントが一目で分かるよう工夫が凝らされています。
文章で読むと理解に時間がかかっても、それが表やイラストだと、一目で分かることがあります。本書は、頭に素早く整理されるよう、図解的説明を多用し、視覚に訴える作りになっています。イラストで登場するキャラクターたちのセリフも、文法学習のお手伝いをしています。それらキャラクターのセリフも含め「なんで来ないの?」「もう遅いから行くね」などと、くだけた話し言葉も敢えて多く取り入れることで、そのイタリア語がもつニュアンスを感じられるようになっています。
実際に、本のページから上述した内容の事柄を一部抜粋したので見てみましょう。
◆混乱しやすい期間や時の前後を表す前置詞を、視覚的に表記されています。
◆動詞の人称変化は、大きめの字で色分けして表記されており、覚え易いです。
◆各課に豊富な練習問題が用意されているので習ったことが直ぐ身につきます。
◆代名小詞neなど覚えにくいところはイラストで、より印象に残る覚え方が出来ます。
◆わかりにくい再帰動詞の説明では他動詞と比較し、且つ、イラストで表現されているので直ぐに理解できます。
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(本書はAmazonからご購入していただけます。)
こんにちは。
著者から皆様へ
私は、子供の頃、父の仕事の都合でミラノに滞在していたのですが、その時から数えると長くイタリア語に接してきたことになります。それでも、イタリア語が母国語のようにペラペラと喋れるわけではないのですよ。
イタリア語の奥深さは計り知れないほど深く、上達する過程においては、どのレベルを学習しても大きな壁にぶち当たり、その壁のハードルを越えるには多大な努力と時間(期間)を費やすことになるのです。
日本人である限り、日本語には存在しない冠詞や、人称違いで6通りに変化する動詞など、数多くのイタリア語言語の特徴を学び続けなければ、なかなかイタリア語を母国語のように使えることにはなりません。とは言え、覚えられないからといって冠詞を全て省いて話したり、動詞の人称変化を間違っても気にしないとすれば、それは「なんとなく通じればいい」イタリア語の域を出ず、ネイティブの耳には奇怪な文に聞こえているかもしれません。
私は、今まで多くのイタリア語講師の方々から、長年イタリア語を教わってきました。中でも、恩師のフィオレンツァ先生からは、市販のテキストには載っていない多くのことを学び、イタリア語のレベルアップを助けていただきました。日頃の学習の中で疑問に思ったことを質問攻めにしたことも数限りなくありますが、それを1つ1つ丁寧に解説して下さり、その度に自分のイタリア語の基盤が固まっていく思いがしました。そんな長年に亘る学習内容を全てノートにメモしてきたわけですが、それらイタリア語文法のポイントを整理してまとめたのが、本書「イタリア語文法
これが知りたかった!」なのです。
私が習得に苦労した点に手こずっている人は、日本人であれば、きっと他にも大勢いるはずだ!という考えの元に、日本人には分かりづらい項目や用法をどう解説したら分かってもらえるか、を常に念頭に置いて、学習者の目線で執筆しました。
また、入門の時からずっとイタリア人講師にイタリア語で習って来られた方が陥りがちな、「分かっているようで分かっていない気がする。日本語できちんと納得したい!」という状況をお救いできれば、という気持ちも強くありました。何となくでしか理解できていなかったことを、本書をお読みいただくことで、「なるほど、そういうことか!」と膝を打っていただけたら、それに勝る幸せはありません。
そして、あやふやだった箇所を確認し、納得し、少しずつ前進していただきたいのです。名詞、冠詞、形容詞、近過去、半過去など基礎文法の土台がまだしっかりしていないのに、その上に条件法や接続法を乗せようとしても、土台がグラグラするばかりで、思うように上達しません。それは言ってみれば、骨粗しょう症なのに重量挙げをしようとしているようなものです!重量挙げをする前に、しっかり基礎体力をつけて骨太になりましょう!
語学を勉強していると、実力を試してみたくなるのは自然の流れです。実用イタリア語検定や、シエナ大学が主催しているCILSなどに挑戦するのも、学習のモチベーションを上げる1つの方法です。私の場合、CILS試験のC1を取得するのに2年、実用イタリア語検定に至っては、1級を取得するまでに足掛けでなんと11年もかかり、8度目のトライでやっと2018年に合格しました(もっともっと短期間で合格される方もたくさんおられます!)。
目標を達成するまでに長年かかりましたが、学習の成果が具体的な形で表れたのは心底嬉しく、大きな自信につながりました。
両方の試験とも、文法や作文の力をかなりつける必要がありますが、そんな試験対策としても、本書が基礎知識を身につける下支えになることを願っています。
<実用イタリア語検定の4、5級文法出題範囲の目安>
『入門・初級』編+『中級・上級』編の一番初めの第23課「直接法未来」
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