CILS試験について
CILSイタリア語検定試験は、A1(基礎)、A2(初級)、UNO B1(中級)、DUE B2(中上級)、TRE C1(上級)、QUATTRO
C2(最上級)の6つのレベルに区別されており、各レベルとも、Ascolto(リスニング)、Comprensione della lettura(読解)、Analisi
strutture comunicazione(文法)、Produzione scritta(筆記)、Produzione orale(会話)の5つの試験科目があります。
それぞれの科目で合格得点が設けられていて、合格点に達しない科目があった場合、合格点に達した科目のみが、同レベルの初回受験日から18ヵ月間に渡って有効と見なされ、その間に合格点に達しなかった科目のみを受験することが出来、18ヵ月間の中で最終的に全ての科目を合格させることが出来れば検定合格(=完全合格)となります。
試験は各科目が20点満点で、全科目合計で100点となります。各科目とも11点を取れば合格です。
試験は毎年、6月と12月に実施されます。
CILSの各レベルについて
レベル | レベルの目安 |
A1(基礎) | 問いかけや自己紹介、他者紹介が出来る。 いつ、どこで、誰が、何をしているか等のやり取りが出来る。 イタリア語レッスンを50時間前後学習したレベル。 |
A2(初級) | 基本的な文法を用いて、簡単な話題についての会話が出来る。 イタリアの企業が外国人を雇用する場合に必要なイタリア語能力の証明となる最低限必要なCILS認定レベル。 イタリア語レッスンを100時間前後学習したレベル。 |
UNO B1(中級) | 相手からの質問に対し、基本的な応答が出来る。 旅行で必要な会話内容を話すことが出来る。 イタリアでの基本的な日常生活が出来るように、イタリア語レッスンを150時間前後学習したレベル。 |
DUE B2(中上級) | 学校や会社などの環境の中で、一般的な事柄を問題なくコミュニケーションできる。 イタリアの大学に入学、及び、イタリアの企業に入社する際に求められるレベル。 イタリアでの一般的な日常生活が出来るように、イタリア語レッスンを250時間前後学習したレベル。 |
TRE C1(上級) | 一般的なビジネスにおいて、適切なイタリア語を用いての会話や書面でのコミュニケーションができる。 イタリアで全く問題なく日常生活ができる。 イタリア語レッスンを350時間前後学習したレベル。 |
QUATTRO C2 (最上級) |
専門的なビジネスにおいて、適切なイタリア語を用いての会話や書面でのコミュニケーションができる。 流暢なイタリア語で自由自在に会話できる。 イタリア語レッスンを700時間前後学習したレベル。 |
CILSと実用イタリア語検定のレベル対応の目安
CILS | 実用イタリア語検定 |
CILS Quattro - C2 | 1級 |
CILS Tre - C1 | 2級 |
CILS Due - B2 | 準2級 |
CILS Uno - B1 | 3級 |
CILS A2 | 4級 |
CILS A1 | 5級 |